いつの日か巡り会う 約束の場所で

大内美予子の「沖田総司」を読み返したら、また私の中で新撰組ブームがきた。
定期的にきてはまたすぐ終わるのだけれど、やっぱり好きだー新撰組
特に大内美予子の「沖田総司」が一番好きで、あまりのときめきに読むたびゴロゴロ転がってる。好きなシーンは土方さんが帰り際に、このあと総司が自害しようとしてるのに気付いて血相を変えて引き返して、「ともかく、お前は江戸まで連れて帰る!」「いざという時は、俺が、立派に介錯してやる」と言って総司を思いとどまらせるところ!そこで土方さんが涙流しちゃったり、総司が内心「土方にだけは、この行為を責められても仕方がないと思った。土方から自分を奪っていく、ということだけでも」とか考えてたり、自害を諦める理由が「今は土方のために、死も諦めなければならぬものの一つだということを、総司は覚っていた」なこととかたまらない。萌える。
あと当然二人の別れのシーンが好き…「いいとも総司、いつだって俺はお前を離したくはなかったんだ」とか…全私が泣いた。
同じく大内美予子の「沖田総司拾遺」と「土方歳三」も読んだけど、土沖支持者の私は「土方歳三」にほとんど総司が登場しない点に対して不満を抱いた記憶がある。

あと新撰組もので一番有名な司馬遼太郎の「燃えよ剣」は上巻しか読んでなくてですね、いつかまた最初から読もうとは思っている。買ってあるし。私、上巻の内容で思い出せるの、土方さんと総司が河原で一緒に排便してたってことだけなんだ…!なんでだ!?

小説以外の新撰組ものだと、ピースメーカー鐡の土沖は好きだったけど、銀魂と薄桜鬼の土沖には惹かれなかった。薄桜鬼に関しては乙女ゲームでホモは考えないというポリシー(?)があるので、乙女ゲームとして好き。

あと木原敏江の「天まであがれ!」がかなり歴史無視したトンデモな内容だけど好き。さっきこれも読み返して泣きそうになった。山南さんと総司が仲良いのを見て土方さんが「だがわすれてもらってはこまる。お光さんにたのまれたのはおれなのだから」と言って妬いて拗ねたり、総司が何か隠し事(労咳なこと)をしているがそれを山南さんが知っている様子なのを見て「なにをかくしてる。山南にいってなぜおれにははなさない。おれではたよりにならないというのか。総司」とショック受けてるシーンとか…萌えるしかない。どちらかというと大内美予子の土方さんより余裕のない土方さん。あっちは最初から自分じゃなく山南さんに話す可能性はないものとしてるから。
天まであがれ!は総司とヒロインの頼子がほぼ同時に亡くなります(総司は当然労咳で。頼子は総司が亡くなったショックから)。で、それを見つけた頼子の使用人が脈をとって「……死んでる。……頼子さま。しっ…心臓まひだ!!」って言うんだけど、読むたびにそこだけはツッコみたくなる。脈とっただけで心臓まひだとわかるわけないだろ!まあ心臓まひ=心停止と解釈するならいいのか…でもな…。

よく、あにうえの好きなCP死にすぎ!って言われるんだけど、死ぬから好きなんじゃないよ。私が好きになる設定のCPは必然的に死亡率が高くなってるだけだよ!

沖田総司 (新人物文庫 お 2-1)

沖田総司 (新人物文庫 お 2-1)

燃えよ剣〈上〉 (新潮文庫)

燃えよ剣〈上〉 (新潮文庫)

天まであがれ! (1) (秋田文庫)

天まであがれ! (1) (秋田文庫)

宇宙の果てでも君のことを想う

☞文盲/アゴタ・クリストフ
翡翠の封印/夏目翠
☞流れ星/佐々木丸美
☞サクラ咲く/辻村深月
☞星間商事株式会社社史編纂室/三浦しをん
☞クレイとフィンと夢見た手紙/友野詳
☞クレイとフィンと願いの手紙/友野詳
☞隣人は真夜中にピアノを弾く 1・2/陸凡鳥
☞月夜の晩には気をつけろ/愁堂れな
☞らびっとアリス 1・2/森生まさみ

私は一体月に何冊買えば気が済むんだろう。
その分少しでも読んでいかなければ…とりあえず書った本のうち4冊はもう読んだ。
愁堂れなの「月夜の晩には気をつけろ」はキャッツアイのオマージュ的なBL小説だった。受けが怪盗で攻めが刑事で、お互い惹かれるけど…という。
友野詳の「クレイとフィンと夢見た手紙」はMF文庫らしからぬって感じで良かった。まず表紙からして美少女でなく男の子二人…そこが腐女子である私の琴線に触れたから買った訳だけど、中身も二人がイチャイチャしててよかった(フィルター越しの世界)。連作短編で、端的に言うと色んな世界を渡って手紙を渡す郵便屋さん二人組の話なんだけど、少しキノの旅を思い出した。
夏目翠の「翡翠の封印」は王道ファンタジーって感じの話だった。ノベルス未収録短編は甘い話すぎて、お幸せに…としか言えない。やっぱり本はハッピーエンドが好きだ。
アパートは食事中以外はテレビつけないし、静かだから実家に比べて読書が捗るという点が好き。
持ってる読みたい本がすぐ読めないことがあるのが難点(本のほとんどが実家にあるため)。

3月14日は私の好きな人の誕生日です。
それは銀河英雄伝説ラインハルト・フォン・ローエングラムさま…!
まあラインハルトさまと結婚したいかというと別に結婚はしたくないけれど(結婚したいというベクトルの好きさではない)、とにかく好きだ。かわいい。美しい。天使。
私のボキャブラリーでは到底ラインハルトさまの魅力を表すことはできない…。
なんか病棟の休憩室に医者からのお菓子がたくさんあるなと思ったら、3月14日がホワイトデーだからだった。
ラインハルトさまの誕生日としか認識してなかった。
もちろん私は誰にもあげてません。
チョコレートを溶かしてまたチョコレートを作るなんて意味わかんないとか考えてしまうあたりでダメだ、女として。
でもバレンタインデーは二次創作サイトでバレンタインデー小説が更新されたりするから好きだー!

文盲/アゴタ・クリストフ


私が読書メーターを2008年6月13日にはじめてから、今日で2100日が経ちました。
そして、今日読んだアゴタ・クリストフの「文盲」で再読含め、読んだ本はちょうど1500冊になりました(1500冊目が文盲とかすごい知的だな私…今読んでる本はBL小説だけども)。
読んだページは414237ページ。高さにするとどれくらいなのか知りたいけど知る手段はない。
これからも読み続けていきます、と宣言しなくてもそうなるのは目に見えていることだ。

私は本がなくても生きていけるとは思う。1月はほとんど本を読まずにゲームをして過ごしたし。
本でもゲームでもドラマCDでもマンガでもなんでも、私は物語を知るツールとして楽しんでる面が多いから、本が供給されなくなって、本がないならマンガを読めばいいじゃないと言われたらそれはそれで平気な気もする。
でも本のない生活は楽しみが格段に減る生活になってしまうのは疑う余地がない。から私は本を読む。

アゴタ・クリストフの「文盲」は「わたしは読む。病気のようなものだ。手当たりしだい、目にとまるものは何でも読む」という文章からはじまります。
本を読まずにいられない作者が、祖国ハンガリーを逃れ難民となり、母語ではない『敵語』であるフランス語を獲得するまでの自伝。

「わたしは、自分が永久に、フランス語を母語とする作家が書くようにはフランス語を書くようにならないことを承知している。けれども、わたしは自分にできる最高をめざして書いていくつもりだ。この言語を、わたしは自分で選んだのではない。たまたま、運命により、成り行きにより、この言語がわたしに課せられたのだ。フランス語で書くことを、わたしは引き受けざるをえない。これは挑戦だと思う。そう、ひとりの文盲者の挑戦なのだ」

生まれた母国である日本で、日本語の本を読めるという幸福について考えさせられた。

書は捨てず、本屋へ行った

今月は本を買いすぎてる。買いすぎじゃないときなんてないんだけど、それでも。
ちなみに先月読んだ本はこんな感じ。
2014年2月の読書メーター
読んだ本の数:22冊
読んだページ数:5348ページ
異人館画廊 盗まれた絵と謎を読む少女  (コバルト文庫)異人館画廊 盗まれた絵と謎を読む少女  (コバルト文庫)
読了日:2月27日 著者:谷瑞恵
碧空の果てに (角川文庫)碧空の果てに (角川文庫)
読了日:2月27日 著者:濱野京子
怖い絵  (角川文庫)怖い絵 (角川文庫)
読了日:2月26日 著者:中野京子
冬虫夏草冬虫夏草
読了日:2月25日 著者:梨木香歩
辞書の仕事 (岩波新書)辞書の仕事 (岩波新書)
読了日:2月24日 著者:増井元
黒猫の薔薇あるいは時間飛行黒猫の薔薇あるいは時間飛行
読了日:2月22日 著者:森晶麿
黒猫の接吻あるいは最終講義黒猫の接吻あるいは最終講義
読了日:2月21日 著者:森晶麿
ロスト・コントロール -虚無仮説2- (Daria Series)ロスト・コントロール -虚無仮説2- (Daria Series)
読了日:2月21日 著者:蒔舞(シーウ)
ロスト・コントロール -虚無仮説1- (Daria Series)ロスト・コントロール -虚無仮説1- (Daria Series)
読了日:2月17日 著者:蒔舞(シーウ)
クラーク巴里探偵録 (幻冬舎文庫)クラーク巴里探偵録 (幻冬舎文庫)
読了日:2月16日 著者:三木笙子
辞書を編む (光文社新書)辞書を編む (光文社新書)
読了日:2月15日 著者:飯間浩明
マンガと音楽の甘い関係マンガと音楽の甘い関係
読了日:2月14日 著者:高野麻衣
黒猫の刹那あるいは卒論指導 (ハヤカワ文庫JA)黒猫の刹那あるいは卒論指導 (ハヤカワ文庫JA)
読了日:2月14日 著者:森晶麿
黒猫の遊歩あるいは美学講義 (ハヤカワ文庫JA)黒猫の遊歩あるいは美学講義 (ハヤカワ文庫JA)
読了日:2月13日 著者:森晶麿
星を賣る店星を賣る店
読了日:2月12日 著者:クラフト・エヴィング商會
ああ、懐かしの少女漫画 (講談社文庫)ああ、懐かしの少女漫画 (講談社文庫)
読了日:2月10日 著者:姫野カオルコ
小説 AMNESIA(アムネシア) SHIN Ver.小説 AMNESIA(アムネシア) SHIN Ver.
読了日:2月9日 著者:狐塚冬里
虚空に響く鎮魂歌 Homicide Collection (講談社X文庫―ホワイトハート)虚空に響く鎮魂歌 Homicide Collection (講談社X文庫―ホワイトハート)
読了日:2月9日 著者:篠原美季,加藤知子
読み解かれるD: クロニクル・アラウンド・ザ・クロックIII (新潮文庫)読み解かれるD: クロニクル・アラウンド・ザ・クロックIII (新潮文庫)
読了日:2月8日 著者:津原泰水
廻旋する夏空: クロニクル・アラウンド・ザ・クロックII (新潮文庫)廻旋する夏空: クロニクル・アラウンド・ザ・クロックII (新潮文庫)
読了日:2月5日 著者:津原泰水
爛漫たる爛漫: クロニクル・アラウンド・ザ・クロック (新潮文庫)爛漫たる爛漫: クロニクル・アラウンド・ザ・クロック (新潮文庫)
読了日:2月4日 著者:津原泰水
注文の多い注文書 (単行本)注文の多い注文書 (単行本)
読了日:2月3日 著者:小川洋子,クラフトエヴィング商會

読書メーター

社会人になってなまじ経済力があるからいけない!
今月買った本と漫画を覚えてる限りで挙げてみる(昔ブログやってたとき全部書きだしてたんだけど、また書き出してたら少しは抑制効果があるだろうか)。

☞叫びと祈り/梓崎優
☞まんがキッチン/福田里香
☞雑誌の人格/能町みね子
☞ローマ帽子の秘密/エラリー・クイーン
素数の音楽/マーカス・デュ・ソートイ
☞書を捨てよ、街へ出よう/寺山修司
☞不道徳教育講座/三島由紀夫
パロール・ジュレと魔法の冒険/吉田篤弘
☞思い出のとき修理します 1・2/谷瑞恵
AMNESIA TOMAver./狐塚冬里
☞欺かれた男/英田サキ
☞におう桜のあだくらべ/久我有加
☞記憶喪失男拾いました~フェロモン探偵受難の日々~/丸木文華
☞Free!公式設定資料集/京都アニメーション
☞千年の雪 4/葉鳥ビスコ
☞お伽もよう綾にしき ふたたび 4/ひかわきょうこ
図書館戦争 13/有川浩・弓きいろ
☞CANISーDear Mr.Rainー/ZAKK

今日は増税前に思い切ってガルシア・マルケス百年の孤独を買おうかと思ったら本屋においてなくてまた頓挫した。
高額な、いかにも自分が挫折してしまいそうな本を買うには勇気が必要だ…。
最近わりと真面目な本ブームだからいつもよりまともなラインナップ(一般人基準として)な気がするけど、その中でも丸木文華のBLタイトルの頭のおかしさは群を抜いてるな!
英田サキの欺かれた男は最初シュリンクのある本屋であらすじを見たとき「表紙の人相の悪い方が攻めだろうからこれは攻め視点の本か…見送ろう」と思ったんだけど(私は攻め視点のBLが基本的に苦手)、シュリンクのない本屋でパラ読みしたらですね、人相悪い方が受けだとわかって、これは…!と思って買った。
梓崎優の叫びと祈りと福田里香のまんがキッチンはずっと文庫化待ってたから当然買うし。
二階堂奥歯の八本脚の蝶を読んだり桜庭一樹読書日記を読み返してて、私はもっと本を読まなければならない!という思いに駆られて買いすぎた感はある。
今月読み終えた本まだ5冊だし。読むペースと比べて買うペースが早すぎる。
でも世の中にはまだ私の呼んでない面白い本、萌えるがたくさんあると思うと焦るので買う。
お金も時間も有り余った貴族になりたい。不労所得を得たい。

夢日記

本屋に行ったら(店員として師長さんが働いていた)、なぜか児童書として五條瑛のROMES06の新刊が出ていて、夢の中の私は児童書なことには特に疑問を持たずそういうば作文コンクール向けにそんなのも書いていたような…とか思い買って帰った。
そして読む前に目が覚めてしまった。
起きても当然ROMESの新刊なんてないし絶望。
私の成嶋さん…。
五條瑛の本だとROMES06シリーズが一番好きだー!
砂村(男)が成嶋さん(男)のことを好きすぎて、成嶋さんのことを「誘惑の女神だ…」とか頭のおかしいことを言ってるところとか。
砂成萌え。
NHKのドラマなんてなかったんだ…。

ROMES06 (徳間文庫)

ROMES06 (徳間文庫)

書は捨てず、本屋へ行こう

オールカドカワフェアの新装丁が可愛すぎて三島由紀夫の「不道徳教育講座」と寺山修司の「書を捨てよ、町へ出よう」を買った。
今は不道徳教育講座を読んでいるのだけれど、三島由紀夫ってこんな面白い文章書ける人だったんだなとびっくりした。
ホモでナルシストで自殺したひとというイメージしかなかった…ごめんなさい三島由紀夫
私、ドラマCDの文豪シリーズという作品が好きなのだけれど(文豪をキャラクター化したCDで天国での文豪達の暮らしという設定)、そういえば三島由紀夫は出てこないなあ、なんでだろ。
文豪シリーズでは芥川龍之介(cv鳥海浩輔)が私の最萌え…とにかく可愛い。
あと太宰治(cv櫻井孝宏)とか夏目漱石(cv藤原啓治)とか泉鏡花(cv石田彰)とか谷崎潤一郎(cv遊佐浩二)とか色々な文豪が登場するので気になる人はぜひ聞いてみて下さい。
文豪ストレイドックスは気になるけど読んだことないなあ。あ、でも弟が持ってたような…今度借りよう。

あと、表紙の絵が好きだという理由で同じく角川文庫のエラリー・クイーンの「ローマ帽子の秘密」も買った。表紙のエラリーが性的すぎると思うんだ…。
最近、シャーロック・ホームズとか国名シリーズとか作家アリスシリーズとか、ミステリーのイラスト表紙化が進んできててオタクとしては嬉しい。好みじゃないイラスト表紙化は悲劇以外の何物でもないけども。
私が今一番イラスト表紙化、漫画化して欲しいミステリーはドロシー・L・セイヤーズの「誰の死体?」。
貴族探偵のピーター卿と信じられないくらい有能な従僕のバンターの関係性がとにかく萌える。主従!主従!
バンターが戦時中にピーター卿が少佐として率いた部隊の軍曹だったというもたまらなくツボ。
夜、ピーター卿が戦時中のトラウマから発作を起こしたのを寝かしつけたときの「困ったおばかさん だ!」という台詞にはやられた…。
みんなもっと読むべき。
誰の死体? (創元推理文庫)

誰の死体? (創元推理文庫)

レンジとティファールだけで生きていける気がしたよ

看護師として働いてると、ないことが一番なんだけど、当然患者さんが亡くなることはあって。
うちの病棟の場合、亡くならないときは誰も亡くならないのに、亡くなる時期は1日で2人とか2日で3人亡くなるときもあって、一人亡くなると連れていくとか本当にあるんだろうかと考えてしまう。

もうすぐ私も看護師二年目になります。
二年目!二年目とはつまり先輩…後輩が、後輩がきてしまう…!
最近師長さんとか先輩にも「二年目になるんだからがんばって」と言われることが多くて、そうだなーと思うんだけど、後輩できても全く教えられる自信がない。
質問に答えるのはとりあえずできる範囲でがんばってわからないことは先輩に丸投げするとして、とりあえず優しくしてあげようというのが目標。
一年目の最初はほんとストレスで死にそうになったから私…誰に聞いたらいいかわからないし、その日の自分担当(指導係)の先輩が誰かで一喜一憂してたし、仕事行きたくなさすぎて吐き気ばかりするし、ひとりで処置もできないから見てもらわないといけなくて仕事も終わらないし、何したらいいのかわからないし。
まあ、今でもわからないことは多いから先輩に聞いてるし、夜勤が誰が一緒かで一喜一憂してるんだけども…ちょっとは成長した!多分!
医者に電話して「はいはいはいはい」とか言われたり途中で電話切られたりしたら、最初は泣きそうになって心折れてたけど、今は私だって聞きたくて聞いてんじゃねーよ指示書いとけやハゲめ…さらにハゲろと心の中で毒づける程度にはメンタルも強くなった(これは成長だろうか)。
ああーでも早く仕事やめたい。寿退社したい。でも結婚する相手がいないし彼氏も別に欲しくない。
喪女を拗らせてるから、一人のが楽だし友達と遊ぶ方が楽しいという考えなので。
先輩とかに、好きな人とか出会いとかないのってよく訊かれるけど、全然、全く、これっぽっちもないです!
結婚式の御祝儀をとられていくだけの人生…。

宇宙の風に乗る

私はBLCPを好きになって、それが二次創作だったりすると、大抵バンドものパラレルを想像するのだけれど、銀英伝がすごくすごく好きなのに考えたことがないのは、どう考えてもラインハルトさまに芸術的才能がなさそうだからだと気付く。
いやーラインハルトさま、絶対絵とか下手だって!楽器とかできてもトライアングル、カスタネットどまりだよ…かわいい。歌もきっと下手だけど、キルヒアイスはそれを聞いても天使のような歌声だと感じるんだろうなあ。
かわいい。
銀英伝はバンドものパラレルを考えるかわりに、私のイメージ曲はかなりある。
B'zのBad communicationの歌詞は私にはロイエンタールの独白としか思えないし、B'zのC‘monはどう考えてもキルヒアイスとラインハルトのことだし(この歌詞のあとのことを勝手に考えて切なくなって泣いてる)、B'zのグローリーデイズも絶対ラインハルトさまとキルヒアイスのことを歌った歌詞だし…つまりなにがいいたいかというとB'zと銀英伝は相性がいいなあって。
あと宝塚で銀英伝をやってくれたことで公式のイメージソングができたので当然CDもDVDも買って聞いてるし暗記してる。
フレイヤの星」と「私の中の天使と悪魔」が好きなんだけど、私の中の天使と悪魔がラインハルトとキルヒアイスとオーベルシュタインの三角関係の曲すぎて私は…。
別にオーベルシュタインとかラインハルトとキルヒアイスを仲違いさせた元凶としてくらいしか思ってなかったのに、宝塚のせいでオベライもいいかなと思えるようになってしまったから困る。
だって歌詞、ラインハルトさま視点で「真逆の二つが引き合うことをやめない」「天使は私に厳しく 悪魔が甘く微笑むのか」「天使が私を癒やし 悪魔が脅し苛むのか」「私は恐れる 天使が飛び去ってしまうことを 私は震える悪魔に支配されることに」ですよ!?
しかも舞台だと天使の部分を歌うときはキルヒアイス役の人が踊ってて、悪魔の部分のときはオーベルシュタイン役の人が踊ってるという。
で、そのあとにラインハルトさまは核攻撃停止命令を出すわけだからキルヒアイスを選んだわけだけども。
赤金は幼なじみ萌えも主従下剋上萌えも敬語萌えも切なさもつまった魔性のCP…。
銀英伝再アニメ化するということなので、キャラソンが出ることをかなり期待してる!買うから!絶対買うから!出して下さい!

洗いたてのシャツのような笑顔

洗いたてのような笑顔というと、私はまっさきに君に届けの風早君をイメージする。君に届け最近買ってないけども。買わなきゃ。
DEENの「翼を広げて」のフレーズ。

友達が以前カラオケでテニミュ曲の「あいつこそがテニスの王子様」と「勝つのは氷帝」を歌ってくれてから、それが頭から離れずTSUTAYAでレンタルしてきた。
お世辞にもそんなに歌はうまくないんだけども、聞いててとにかくインパクトあるし面白い。
仕事中も頭の中でループして「ユーアーザプリンスオブテニス」とか「相変わらずだな越前リョーマ」とか歌い出しそうになって危なかった。
現在は15巻くらいは読んだと思うんだけど、また読んでみたくなった。
テニミュ、一度は見てみたいんだけどハマったらと思うとこわいぜ!
これ以上何かにハマるわけにはいかないのだ…。

最近、私って結構サブカルなんじゃないかなという気がしてる。一眼レフ持ってないしカプチーノ飲まないしカフェもいかないけど(新潟県民はそもそもほとんど歩かず車移動なため喫茶店に入るという文化があまりない)。
ロック好きだしクラシック好きだし少女マンガ好きだし読書好きだしBL好きだしアニメ好きだしミュージカル好きだしゲーム好きだし。
浅田真央のフィギュアフリー演技を見てのだめカンタービレの千秋さまの演奏シーンを思い出してラフマニノフの「ピアノ協奏曲第二番ハ短調 作品18」をレンタルしてくるくらいにはミーハーだし。
単に多趣味なオタク?
桜庭一樹読書日記を読み返していて、「CDを買うたびに必ず思うのが、自分の音楽の趣味がふつうだなぁ、ということで、べつに悪いことじゃないんだけど、中学生のころの全能感の滓がどこかに残ってるのか、なんとなく、毎回、ふつうの自分にがっかりする」という文章が印象的だった。
私の他にも代わりはいるもの、と言われない自分でありたいという気持ちは誰しもが持ってるものだと思うのだけどどうだろう。みんな違ってみんないいとかいうけど、その中でも一番になりたいんです!
桜庭一樹読書日記はすごく好きで、1巻とかこれで読むの4回目なんだけど、桜庭一樹の小説は「ブルースカイ」「赤朽葉家の伝説」「荒野」しか読んだことないし、桜庭一樹読書日記に出てくる本は全然私の趣味じゃなくて共通の本も殆どないんだけど、なんか好きで。読むと私も負けずに本を読まねばという気持ちにさせられる。
傑作の前を、歌って通り過ぎている。

覆された宝石のやうな朝

タイトルは西脇順三郎の「ambarvalia」という詩集の中の「天気」という詩からの引用。
西脇順三郎は私の住んでいる町出身で、私の通っていた小学校、中学校、高校の先輩(というには年が離れすぎてる感はある)で、その校歌の作詞をした人で、ノーベル文学賞にもノミネートされた詩人なのです。みんな覚えて下さい!
今日実家に帰って、かなり前に買ったambarvalia(文庫本なのに1300円もした)が目についたので開いてみたけど、やっぱりよくわからなかった…至らない後輩ですみません。
でも天気という詩が一番好きなのは確か。
たった三行、
「(覆された宝石)のやうな朝
何人か戸口にて誰かとさゝやく
それは神の生誕の日。」
という詩なんだけれど。
で、私さっき詩の意味がよくわからないと書いたけれど、今解説見てみたら「西脇順三郎の詩を読んで、よく『わからない』と嘆く人は、いたずらに象徴的に意味をとろうとするからである。それはピカソの絵を見て、夢中に意味を考えようとするのと同じで、見当はずれというほかない。『ambarvalia』という詩集の、日本近代詩における画期的な意義は、それが『意味』をもたない最初の詩集だということだろう」とあった。
意味、なかった!
だからか校歌の歌詞も「薔薇(そうび)の花の人々よ」とか「青空の天使をかたる春の日か」とかたまによくわからないことばが入ってくるけど、思い入れあるかなり好き。
詩集とか短歌とか、好きな人に憧れるけどやっぱり私はそういう人にはまだまだなれなそう。
いかにサブカル女子にならずにintelligentsiaな女子になるかが問題。