ドレスの脱ぎ方

ツタヤで友達と「よくわかんないけどすごいサブカルっぽいバンドのCDあるよ!」って騒いでノリでレンタルしたのが、「ゲスの極み乙女。」のCDだったんですが。
聴いてまず思ったのは、ゲスの極み乙女なのにボーカル女性じゃないのかよ!ということ。
曲はやっぱりサブカルっぽいという印象だったんですが、何回か聴いてたら愛着わいてきて最近結構好きになってしまった…!
好きな曲は「キラーボール」と「スレッドダンス」。
そういえば、今日読んだ「少年アヤちゃん焦心日記」との親和性がすごかった。
作者はK-POP好きだからK-POP聞きながら読むのもいいかなと思ったけど私のiPodにはK-POPはないし。
最近私のiPodclassicちゃんの曲数がついに10000曲を超えて10055曲に。多分曲の半分以上はドラマCDとアニソンキャラソンだと思われる。
私よiPodはシャッフルするといきなりBLCDのエロシーンが流れたりするので極めて危険。まずシャッフルはしない。
スマホをなくすよりiPodのデータがなくなる方が絶対つらい…想像しただけでつらい…(スマホiPodも一回ずつなくしたことあるけども。iPodはパソコンにデータがあったので買い直してなんとか生き延びた) 。
少年アヤちゃん焦心日記についてTwitterで呟いたら、河出書房にリツイートされて作者の少年アヤさんにもリツイートされて焦った。もっと推敲して書けばよかった!
本の内容は性同一性症候群で「オカマ」を自称する作者が綴る一年間の日記。
日記の最初の頃はオモチャの収集とK-POPとアイドルグループに猛烈にハマる著者の想いが熱くて、なんかもう信仰といっていいくらいで、すごく面白かった。
後半にいくにつれて、作者の自意識と性別に対する想いと家族との関係性についての言及が多くなっていって、それはそれで面白いというか興味深く読めたんだけど、最初のテンションの方が好きだったなー。
二階堂奥歯さんの「八本脚の蝶」を読んだ直後だったので、作者がTwitterやってるのを知ってるのに最後自殺して終わりだったらどうしようと読んでいて不安になった。

「四月五日(土) 花やフリルじゃない。絢爛豪華なドレスもいらない。私は王子様になりたい。そしてお姫様と。そっと寄り添って歩きたい。どうして私は、王子様になれないのだろう。」

王子様になれないのだろうという部分には少女革命ウテナを思い出したし、信仰では八本脚の蝶を思い出したし、なんでも関連づけて考えすぎである。
どうして私は、二次元の壁を越えられないんだろう。


「私を抱かないと地球が爆発する みたいな流れにならないかな」

ドレスの脱ぎ方

ドレスの脱ぎ方

少年アヤちゃん焦心日記

少年アヤちゃん焦心日記