あだ名は欲しいけど、こけ子はいや

あだ名ってそこら中に溢れてるものだけど、結構無神経なものが多いよなーと思った。
端から見れば面白くてセンスあるなというものも多いんだけど、当人からすると…私も未だ変なあだ名つけやがった中学の同級生男子を憎んで人生の不幸を願ってるし。
蘇我氏」なんて言ってきたあいつは末代まで祟る。

私の街には有名な(街の中だけで有名)、ホームレスというか…怪しい身なりの、よく自販機のお釣り受け取り口に手を入れたり下をのぞき込んで小銭がないか探したり、試食コーナーの食べ物を全部食べちゃうというような人がいるんだけど、その人は市民の共通認識として”チャップリン”と呼ばれてる。
なぜチャップリンと呼ばれてるかというと、常に傘を持ち歩いていて、それがチャップリンの杖に見えるからという理由。
よくよく考えると、このあだ名つけた人結構知的だなとか思ってしまうんだけども。
私は中学生までチャップリンの存在を知らなくて、小学校の同級生がさっきチャップリン見たよ!と言ってたりすると「なに言ってんだこいつ…」と思ってた。

あと中学の同級生で肩についているフケを見立てての「粉雪」とか、高校の先生の顔面のニキビあとをクレーターに見立てての「月」とか、よだれでシャボン玉を作るのが得意だった先生を「泡」と呼んだりとか、上の名前も下の名前も一緒な”ながい”二人を漢字の違いから長井を「ロングながい」、永井を「フォーエバーながい」と呼び分けたりだとか。

私は職場では今のところあだ名がなくて名字で呼ばれているのだけど、同期はあだ名で呼ばれていたりして、それはそれで寂しい。

そういえば、この前髪切ったとき、先輩に「こけしっぽくなったから、”こけ子”だね」と言われこけ子!?ってなったけど、定着しなくて安心した。
最近また髪切ってこけ子っぽくなってしまったのだけれど…黒髪だから余計にこけしっぽく。
このことを友達に話したら、絶対陰でこけ子って呼ばれてるよーって言われて、なんとなく不安になった…。
こけ子…こけ子はいや…言いづらいし…!